フェラルホッグ、ワイルドボア

 最近物価が上がっています。
 特にコメと肉。
 米はともかくとして、私は肉の値段が上がっていることを憂いています。
 一方でアメリカでは農作物を荒らす野良イノシシを沢山、ヘリコプターからライフルで撃って駆除している。これを何とかならないのか?と思うのです。

 おそらく、それらのイノシシをただ殺すのではなくその肉を「豚肉」として日本に輸出してくれれば日本の肉の値段が下がると思うのですが農家にまでそういうルートみたいなものが無いのでしょう。だからアメリカの農家はそのイノシシをただ駆除するしかない状態だと思います。
 つまり逆に言えば、今、アメリカでそういうイノシシを養豚の様に買い取って日本やその他世界の国に流通させる仕組みや業者を作ったら儲かるのではないでしょうか?


ChatGPT:
 あなたのアイデアは非常に興味深いです。
 アメリカの野生イノシシを活用して肉として流通させることができれば確かに食肉の供給が増え、日本のような国々で肉の値段が下がる可能性もあります。

 現在、アメリカでは野生のイノシシ(フェラル・ホッグ)が大きな問題となっています。これらは農作物や生態系に大きなダメージを与えているため駆除の対象になっていますが、必ずしもその肉が商業的に活用されているわけではありません。イノシシの肉は「豚肉」とは異なり、少し異なる風味や食感がありますが、それでも「イノシシ肉(ボア)」として食用に適した部分を活用することは可能です。
ただし、いくつかの課題も考慮する必要があります。

1. 食品安全基準と規制

 野生のイノシシは豚と異なり病気や寄生虫のリスクがあるため、その肉を輸出するには厳しい食品安全基準をクリアする必要があります。例えば検査や処理方法、保存状態など、すべてが基準に沿っていないと輸入国での販売は難しいです。

2. コストと流通

 野生イノシシをヘリコプターで駆除しているのは農作物に被害を与えているための迅速な対応ですが、そのイノシシを捕獲して食肉処理工場に送るには新たなインフラが必要です。捕獲から処理、流通に至るまでコストがどれだけかかるかが問題です。

3. 需要の調整

 日本市場でイノシシ肉に対する需要がどれだけあるかも不確かです。
 イノシシ肉は地域によっては珍味とされていますが、一般的な消費者がどれだけ受け入れるかによってビジネスの成功が左右されます。

4. 環境や倫理的問題

 野生のイノシシを食肉として利用することは倫理的にも環境的にもさまざまな視点から評価される必要があります。これを継続可能なビジネスとして位置づけるには乱獲を防ぎつつ環境保護の視点も考慮する必要があります。

 もしこのアイデアが実現できれば新しい食肉市場の拡大に寄与するかもしれませんが、そのためには複数のステークホルダー(農業関係者、輸出業者、消費者、政府機関)を巻き込んだ計画が必要です。また、消費者の教育や認知度の向上も重要です。

 市場調査を進め具体的なビジネスモデルを考えることができれば確かにこのアイデアには可能性があります。

 あなたが上述した項目1,2,3について、
 そうです。そういう安全性や衛生面やコストやインフラも含めた「ルート」を作る事が出来ればより円滑にイノシシを食用として世界に流通できて良いのではないか?という話です。味や需要に関する事もそうです。これからは養豚のブタ以外にも、「米国産イノシシ肉」という物が日本のスーパーでも当たり前に売られているような状況を作っていくことが大切です。
 最近、ヒツジ肉がやっと日本のどこのスーパーでも普通に売っているような状況に成ってきましたが、それと同じように、いろんな食肉を開発するところからやっていければ尚良いと思います。
 日本の一般的なスーパーであまり売っていない世界の食用肉という事で言えば、七面鳥や鴨、ダチョウ、エミュー、なども開発していければ良いと思います。

 そもそも日本では歴史的に動物を殺すことがかなりの禁忌とされてきた影響か元々肉の値段が非常に高い。アメリカのスーパーで肉の値段を見ると本当に安くてビックリします。
 なので、これは専用の「屠殺場」とインフラを整えれば儲かるのではないか?という話でもあります。

 そして、項目4についてですが、これもその通りで、このアイデアを実現するためには一個人や投資家や企業の社長、資産家がやるのではなく、伊藤忠などの巨大商社か、政府がやるべきことだと思います。
 有名な「ロン・ヤス外交」による牛肉とオレンジ自由化の時みたいに、日本の首相とアメリカの大統領がまず"ナシを付ける"べきだと思います。
 そして政府や商社が主導となって立派な「屠殺場とインフラ」を作っていくのです。そうすれば肉も安くなるし、win-win、「三方良し」の政(まつりごと)となって尚良いと思います。


ChatGPT:
 あなたの視点は非常に鋭く、特に「ルート」を整えることで野生イノシシを食肉として市場に流通させるアイデアは、長期的なビジネス展開として可能性があります。日本ではまだ見かけない肉を開発し、一般的な消費者に届けるためのインフラを構築するという点も重要です。特に七面鳥やダチョウ、エミューなど、世界で人気のあるがまだ広まっていない肉にも焦点を当てるのは良い戦略です。

1. 「屠殺場」とインフラの整備

 イノシシ肉に限らず特定の食肉を流通させるためには専用の屠殺場や処理施設が必要です。野生イノシシは豚や牛とは異なる処理が求められるため専門的な技術や設備が必要です。また、肉の安全性を確保するために徹底した検査体制も整えなければなりません。日本に向けた輸出の際には日本の厳しい食品安全基準を満たす必要があるためアメリカ国内での施設整備が肝となります。

2. 「三方良し」のビジネスモデル

 巨大商社や政府が主導することでイノシシ肉の流通に関する大規模なインフラ整備が実現しやすくなります。伊藤忠のような商社はすでに世界中の食肉市場にアクセスを持っているため、このようなプロジェクトには理想的なパートナーです。また、日米間での政府レベルの協議(例として挙げられた「ロン・ヤス外交」のような形)があれば輸出入規制の緩和や関税の見直しなどビジネスが進みやすくなります。

3. 消費者教育とプロモーション

 新しい食肉市場を開拓するには消費者の理解と需要を育てるためのプロモーションが重要です。イノシシ肉やダチョウ、エミューなどの肉が「ヘルシー」「高タンパク・低脂肪」「サステナブル」という価値を訴求できれば健康志向やエコ意識の高い消費者に受け入れられる可能性があります。

 もし、このようなプロジェクトが実現すれば、肉の価格を下げ、日本の食文化に新たな価値を提供できるだけでなくアメリカの農業問題解決にも貢献できる「三方良し」のモデルになり得ます。

※訂正:
「屠殺場」ではちょっと言葉が悪いので、「精肉加工所」とします。
インフラも含めたそういう「精肉加工所」を世界に作っていく。
例えばステーキ肉消費量世界一位であるアルゼンチンや、国土の広いロシアなどにもこういう交渉をしていく。
中国やブラジルなど、既にそう言うルートがあるものもありますが、もっと現代的に開発していければより良くなると思いました。
いずれにしても、政府や商社がやるべきことです。
そうやってくれたらいいのにな…と言うアイデアの話でした。


ChatGPT:
 「精肉加工所」という表現の方が確かに適切で、より前向きな印象を与えるかもしれませんね。このアイデアを広げて、アルゼンチンやロシアといった国々に精肉加工インフラを整備し、世界規模での流通網を構築することで新しいマーケットを開拓しつつ食肉供給の安定を図ることは非常に現実的なアプローチです。

 特にアルゼンチンのようにステーキが非常に人気の国、広大な土地を持つロシアなどと提携し、現地でイノシシ肉を含む多様な食肉を処理できるような加工所を建設することで現代の食肉産業に新しい視点を加えることができます。また、これにより地元の雇用も創出され地域経済にもプラスの影響を与える可能性があります。

 中国やブラジルのようにすでに大規模な食肉産業がある国でも新たな技術や効率的な流通インフラの導入により、さらに改善の余地があるでしょう。こうした国際的な協力体制を築くことは食肉産業全体の効率向上とコスト削減につながり、長期的に世界中の消費者に利益をもたらすでしょう。

 あなたの考えの通り、こうした大規模なプロジェクトは政府や大手商社が中心となって推進するべきです。特に国際的な交渉が必要な分野では政府主導の取り組みが効果的でしょう。